未経験からはじめる長野県の農業

・勤務日数：週5～6日勤務（日曜休み+その他希望日）・勤務時間：9:00～16:00・勤務期間：12月～3月までの短期勤務　4月～秋季もしくは11月まではぶどう農家としてシャインマスカットを農作中　※新規就農3年目

玉井さんは新規就農して3年目のぶどう農家さん。ぶどうの農閑期である冬～春の時期を利用して短期勤務しています。「ぶどう」と「きのこ」の作業の違いに戸惑いながらも、今の職場の魅力について、お話をお伺いしました。

現在、須坂市に住んでいるのですが、そこで3年前からぶどう農家を始めました。ぶどうの農繁期が春～秋となるため、ちょうど冬～春の農閑期だけできる仕事がないかな・・・と求人サイトで仕事を探しているとき、今の仕事を見つけて応募してみました。

現在はえのき茸の計量・パッケージを担当しています。ベルトコンベアに載せられたえのき茸を決められた量ごとに仕分けしています。まだ入社して1週間程度なので、ベテランの皆さんに助けられながら、なんとか付いていってます（笑）

ぶどうと同じ食物ではありますが、生産工程が違うため戸惑いはありました。でも、働いている皆さんがとても良い人であることと、お休みの融通が利くことで助かっています。休みは基本、日曜日なのですが、それ以外に事前に申請すればお休みを貰えます。家族の休みが週末なので、連休をとって出かけることもできます。

基本的には立ち仕事のため、働き始めて1～2日は足に負担がありました。でも、3日以降はだいぶ慣れてきました。作業については、ベルトコンベアのスピードに慣れるのは今でも苦労していますが、、、ベテランのパートさんが大勢いらっしゃるため、共同作業で助けられながら覚えていっている最中です（汗）。

私のように季節限定の短期勤務の要望でも働き先があるのが農業の特長だと思います。また作業が複雑ではなく分かりやすいため、覚えやすいことも魅力の1つです。「農業に興味はあるけれど、長く勤められるか不安」という方は、短期募集から始めてみるのも一つの手かと思います。

・勤務日数：週6日勤務（日曜日休み）・勤務時間：7:30～16:30・勤務期間：通年（8月～1月が繁忙期）

山﨑さんは勤め始めて20年目の大ベテラン。「未経験・主婦」からスタートした今の仕事を長く続けられている秘訣は、「覚えやすい仕事」と「柔軟な休み」がポイント。主婦の視点から農業の働きやすさについてお話を聞くことができました。

働き始めたキッカケは、知り合いに農作業に携わっている方がいて、今の職場（中部培養センター）を紹介してもらいました。それから働き始めて、かれこれもう20年目となります。

入社して14年ほどは菌掻き（※）という仕事をしていました。15年目から現在までは、パレットに積まれたえのき茸のビンをフォークリフトに乗せて培養室（温度管理がされているえのき茸の部屋）に運ぶ仕事を行っています。※菌掻きとは：老化した表面の種菌を取り、えのき茸の発生を促すために菌が育つ菌床を整えること。

始めのころは専業主婦からの産後復帰で、子どもが小さかったこともあり、とても不安でした。また農作物・生産物を扱う仕事も初めてだったため、余計に仕事を続けられるか心配でした。でも、仕事は工程ごとに作業が分かれているため、一度覚えてしまえば、すぐに慣れることができました。

何と言っても子どもが小さいときは、休みの融通が利くことにはとても助けられました。子どもの体調が悪いときや、学校行事があるときなど、事前に会社にお伝えすればお休みをもらえるため、子どもがいる主婦の方にとっては心強いのではないかと思います。

えのき茸の仕事は、作業工程がしっかりと分かれていて、仕事も明瞭なので、未経験でも安心して働ける仕事だと思います。また、（作業内容によりますが）1人での作業も多く、モクモク・キビキビ働くことが好きな方なら相性の良い仕事ではないでしょうか。

・勤務日数：週6日勤務（日曜日休み）・勤務時間：7:30～16:30・勤務期間：通年（8月～1月が繁忙期）

清水さんは今の職場・作業一筋18年目。食材を扱う立場として安心・安全を第一に考えているそうです。また定年退職後も無理なく働くことができる秘訣は「年齢や体力に応じて仕事を調整してくれる」職場の柔軟性にありました。

知人の紹介で働き始めました。食材を扱う立場になるとは思ってもみませんでしたが、今年で働き始めて18年目となります。4年前に（今の職場で）定年退職を迎えてからは、嘱託社員として働いています。

今より20年ほど前になりますが、以前はスノーボードのお店を営んでいました。ちょうどバブル景気が弾けて、その後どうしようか、と考えていた矢先、知人から今の職場（中部培養センター）を紹介してもらってから今に至ります。

菌掻き（※）を担当しています。また入社からずっとこの仕事一筋です。また作業は基本、2人1組で行います。ビンに入ったえのき茸の表面を機械で削り取るのですが、菌掻きしたビンをチェックしてビンが割れていないかどうかを目視確認する役と、ビンに入ったえのき茸をフォークリフトで運ぶ役の2役に分かれます。現在はビンを目視チェックする役割を担っています。※菌掻きとは：老化した表面の種菌を取り、えのき茸の発生を促すために菌が育つ菌床を整えること。

私たちが手掛ける食材が消費者の皆さんの手に渡り、食卓で並ぶことを考え、安心・安全を第一に作業するように心がけています。作業の中には地道なものもありますが、安心・安全のためには地道な作業ができる人がいなければ成立しない、そのような気持ちで日々の作業に従事しています。

私が担当する菌掻きの作業は明瞭で覚えやすいため、未経験の方でも安心して働けるのではないでしょうか。それ以外の仕事も比較的わかりやすい作業が多いため、覚えやすいと思います。また、私のように体を動かす業務が体力的に大変になった場合も、作業内容を変えてもらうこともできるため、年齢や体力に見合った仕事を割り当ててもらうことも可能です。未経験・体力的な不安などの気持ちがあっても、まずはご相談してみると宜しいかと思います！

自然豊かな長野県。信州中野市はそんな長野県の北部に位置しています。古くから農業がさかんな地で、リンゴやぶどうの栽培では全国でも有数の品質と生産量を誇っています。とくに「きのこ」は、早くから「えのき茸」の栽培にとりくみ、生産量は日本一を誇っています。信州中野市はまさに自然に恵まれた農作物の栽培に適した場所なのです。