JA長野中央会

長野県で”農家人”として生きてゆく。
Presented by JA長野県農業労働力支援センター
長野県で
”農家人”として
生きてゆく。
Presented by
JA長野県農業労働力支援センター

”長野”の農業で働こう。

長野県では、
日照時間の長さと昼夜の寒暖差、
山々に囲まれた豊かな自然環境を活かし、
地域ごとに様々な農畜産物がつくられています。

長野県農畜産物マップ
JA長野県農業労働力支援センターとは??
JA長野県農業労働力支援センターは、農業の労働力不足解消を目的に、県・JA長野県グループ等により平成31年4月に設立した協議会です。

農家人”として
働くということとは。

農家人ノウカビト

01JA信州諏訪

行田幸保 ぎょうたさちほ さん

行田幸保さん
長野県が全国に誇るセルリー。地元の生産を支える、使命感あふれる仕事です。

長野県はセルリー生産量全国1位。
涼しい気候と水分を好む野菜ですので、信州の気候風土は最適な栽培環境です。みずみずしく
シャキッとしたセルリーが育ちます。
信州諏訪のセルリー農家、
行田さんにお話を伺ってきました。

長野県が全国に誇るセルリー。地元の生産を支える、使命感あふれる仕事です。

セロリじゃなくて、セルリー??

一般的には「セロリ」「セロリー」などと言われていますが、英語で書くと「celery」。これをフランスなまりで読むと「セルリー」となるんです。洋食が普及しはじめた明治になってから、まずは長野県松本市で商用の生産がはじまり、長野県の生産現場では古くからこれを「セルリー」と呼ぶ慣習があります

セロリじゃなくて、セルリー??

農業を始めてどのくらい経つのですか?

今年(2019年)で22年になります。ずっとセルリーを作っています。今は妻と息子、他スタッフ4名の計6名で、苗の植え付け・収穫・集荷をしています。

農業を始めてどのくらい経つのですか?

スタッフさんの就業ペースはどのくらいですか?

原則は土曜日休み、8時~17時(10時・15時に休憩)で働いてもらっています。春・秋はハウス、夏は露地(外)での作業となります。気温が高くなるとハウスも露地も暑いため、小まめに休憩を取りながら働いてもらうよう、気を付けています。スタッフ4名のうち、2名は外国の方に作業をお願いしています。

スタッフさんの就業ペースはどのくらいですか?

これから働く方へ:どんな方が農業に向いていると思いますか?

やる気を持ち、コツコツとした作業が苦手ではなければ、どんな方でも大丈夫です。私の農地では正社員・パート/アルバイトの方どちらも働いています。正社員の方は、自分の農地を持って独立した方もいます。これから独立を検討している人は、まずは地元の農家の元で働くのも1つの手段ですね。パート/アルバイトの方は、お子さんが少し落ち着いた40~50代の方が多いかと思います。商品として出荷できない農作物があった場合はお土産としてお渡ししているため、主婦の方には喜ばれています(笑)。

これから働く方へ:どんな方が農業に向いていると思いますか?

JA信州諏訪スタッフより:長野県のセルリーについて

長野県では農作物のうち、セルリーが6割程度を占めているほど、全国1位の生産量を誇っています。長野県を代表する農作物なので、地元に根付いた仕事であることは間違いありません。長野県の名産であるセルリー農家さんを支えてくれる、皆さんのご応募をお待ちしています!

02JA松本ハイランド

中尾信也 なかおしんや さん

中尾信也さん
エレキギター作りから農家へ脱サラ。就農5年目、モノづくりはやっぱり楽しい!

中尾さんは松本市とJA松本ハイランド、松本農業改良普及センターで実施している「松本新規就農者育成対策事業」の制度を利用して、未経験であったサラリーマンから農業を始めました。
今年で5年目(2019年10月現在)。脱サラならではの苦労話・やりがいについてお伺いしました。

長野県が全国に誇るセルリー。地元の生産を支える、使命感を持てる仕事です。

どんな農作物を作っているのですか?

現在はきゅうり(3月半ばから通年)、スイートコーン(4月~9月)、ブロッコリー(8月~10月)を作っています。植え付け、収穫の時期が異なる農作物を複数持つことで、作業ペースを調整しています。

脱サラして新規就農。不安はなかったのですか?

農業を始める前はギターを作る仕事をしていました。“農業”と聞くと、ハードルが高いように感じてしまい、始める前はとても不安でした(笑)。しかし、市やJAの制度を利用し、情報・技術支援と自学した後、農家さんの元で1年半働き、独り立ちすることができました。今だから言えることですが、自分自身で農業を始めるハードルを勝手に上げてしまっていたのだと思います。学びを深め、体験を通して、農業がとても身近になりました。

どんな農作物を作っているのですか?

中尾さんが考える“農業のやりがい” はどんなところですか?

未経験の人にとって、農業は慣れない、難しい仕事と思われるかもしれませんが、“モノづくり”と考えれば、他業種とそこまで大きく変わらないと感じています。農業は自然の中での作業なので、日々の変化があります。その変化を受け入れ、楽しみ、工夫することで結果に表れるところは、今のやりがいになっていると思います。

中尾さんが考える“農業のやりがい” はどんなところですか?

スタッフさんにはどんな仕事をお願いしていますか?

現在はパートさん1名(常時)と収穫時にお願いしている短期パートさん2名の3名に働いてもらっています。収穫は朝6時~9時の間に行いますので、ダブルワークの方でも働ける時間帯です。その後、仕分け・梱包作業があったとしても、12時までに終えることができるため、1日を有効に使うことができると思います。

スタッフさんにはどんな仕事をお願いしていますか?

これから働く方へ:どんな方が農業に向いていると思いますか?

どんな作業をお願いするかで少し変わってきますが、原則は男女不問、黙々と作業できる方が向いている仕事ではないかと思います。収穫は立ったり屈んだりするため、少し体力が必要なときもありますが、ダイエットしながら働けると思えば一石二鳥ではないかと(笑)。

農作物は気温や湿度、陽の光などで毎日顔が変わるんです。なので毎日全く同じ仕事をするかと言うと違うんですね。ルーチンワークで作業をする、というよりは日々の変化を観察し、疑問を持つこと、向上心を持って働ける人はとてもやりがいを感じられるのではないでしょうか。

興味がある方は、短期アルバイトで農作業を体験してもらうと働くイメージが湧くと思いますのでオススメです!

03JA大北

有限会社ティーエム代表取締役社長
津滝明子 つたきあきこ さん

津滝明子さん
農業は仲間とのコミュニケーションが大事!多様な事業で白馬村をもっと元気にしたい!

有限会社ティーエム(しろうま農場)さんは農作物の生産・販売(米/ブルーベリー/玄蕎麦/大豆/いちごなど)、ブルーベリー園の運営・ブルーベリー加工/販売(ジャム/ソース/ビネガー/果汁飲料)などを事業とする農業法人です。
長野県SDGs推進企業にもなり、社会貢献性の高い事業も多く行っています。2代目にして女性社長である、津滝さんにお話をお伺いしてきました。

農業は仲間とのコミュニケーションが大事!多様な事業で白馬村をもっと元気にしたい!

たくさん事業を行っていますね!まずはどんな事業を行っているか教えてください。

有限会社ティーエム(しろうま農場)は長野県白馬村にて2004年に創業し、17期目となる農業法人です。事業領域は幅広く、農作業の生産・販売・加工・流通から、実際にお客さまへ販売するチャネル(販売所・カフェ)も設けています。最近では農あそび体験ができるグランピング施設『Re:HAKUBA』を運営しています。自然や農業に関わる様々なサービスを提供することで地域に貢献したいと考えています。

スタッフさんにはどんな仕事をお願いしていますか?

8時半~17時半が勤務時間となり、基本は週休2日制です。農繁期は週1日休み、その分冬で調整しています。働き方改革を推進しており、有給は100%消化を目指し、残業も極力発生しないように業務分担しています。多様な事業を展開しているため、どれか1つの作業をお願いするというよりも、1年を通して幅広い業務をお願いしています。冬場は農作業ができないため、スキー場と提携して働いてもらうこともあります。また、スタッフの意識付けのためにも、1人ひとりに農業の年間計画を立てもらっています。『今年はどのくらいの収穫量を予測して、どのくらいの販売を見込んでいるか』など、数字を意識して振り返ってもらうことで知恵がつき、工夫が生まれると感じています。

スタッフさんにはどんな仕事をお願いしていますか?

現在、スタッフさんは何名くらいいるのでしょうか?

現在(2019年10月)は社員/18名、アルバイト・パート/7名の総勢25名で働いています。和歌山、静岡、千葉など、白馬村外からの移住・定住も数多くいます。平均年齢は30歳前後でやや若いでしょうか。スキーや温泉などのレジャーで訪れて、土地が気に入って住んでいるスタッフもいます。アルバイト・パートさんは50歳前後のお子さんが落ち着いた世代が多いですね。スタッフには社用携帯(スマートフォン)を持ってもらい、遠隔で働くスタッフが連携を取れるようにしています。

現在、スタッフさんは何名くらいいるのでしょうか?

津滝社長はスタッフさんにどんなことを求めていますか?

採用基準はその時によって少しずつ変わっていますが、仕事内容は農作業から接客業まで幅広く、コミュニケーション機会も多いため、人の目見て、きちんと意見が交わせる方と一緒に働きたいと考えています。私たちのサービスのパンフレットも内製しています。創業時の社長(現会長)が“自分たちの仕事を理解するため”に自前で作ることにしました。大切なことは仕事を自分ゴトとして能動的に働ける風土を作りたいと思っています。

津滝社長はスタッフさんにどんなことを求めていますか?

最後に・・・これから働く方へメッセージをお願いします。

当社では、農作物を作ることに加え、様々な事業を掛け合わせることで、必要とされる企業となり、地域に貢献していきたいと考えています。2019年7月には長野県SDGs推進企業にも登録いただき、SDGs達成に向けた取り組みを実施しています。

その他、食育事業として農作業体験サービスにも取り組んでいます。日本本来の自然や白馬村の文化を体や心で感じてもらいながら、さまざまな方々に農業体験を楽しんでいただいています。普段は都会に住んでいる皆さんに泥んこになりながら遊んでいただき、「自然」の気持ちよさや大切さを学んでいただく良い機会になればと考えています。

共通しているのは『社会貢献』『地産地商(消)』であること。地元、白馬を盛り上げ、楽しんで働いてくれる方からのご応募をお待ちしています!